オブジェクトとは、「複数のプロパティを持つデータのまとまり」のこと。
それぞれのプロパティにはデータが保存されているので、言い換えれば「各種データをひとまとめにし、一つの変数として扱えるデータ」になる。
オブジェクトの作り方
オブジェクトを作成するには波カッコ { } を使う。
配列と同様に、一般的には作ったオブジェクトを変数に保存するので、次のような書式になる。
let 変数名 = {};
// *配列と同様に、変数だけでなく定数(const)で定義することもある
オブジェクトの作成時にプロパティ名とデータも登録する場合は、次のような書き方です。
let 変数名 = {プロパティ名1:データ, プロパティ名2:データ, プロパティ名3:データ, . . . };
プロパティとプロパティの間はカンマで区切り、最後の「プロパティ名:データ」にはカンマがなくてもOKです。
オブジェクトのプロパティとは
オブジェクトのプロパティとは、プロパティ名とそこに保存されたデータのセットを指す。
- プロパティ名を指すときは「プロパティ名」
- 各プロパティに保存されているデータを指すときは「データ」もしくは「値」
と呼ぶ。
プロパティの個数について
プロパティの個数には配列と同様に制限がありません。
プロパティの書式について
1つのプロパティは、プロパティ名と保存しておくデータをコロン(:)で区切って登録する。
プロパティ名前 : データ ;
オブジェクトからデータを読み取る・書き換える
配列からデータを読み込むときにはインデックス番号を使いましたが、オブジェクトにはインデックス番号がありません。
その代わりにオブジェクトではプロパティ名を使います。
オブジェクトの読み込みには2つ方法があり、一つはオブジェクト名(代入した変数/定数の名前)とプロパティ名をドットでつなぐ方法。
オブジェクト名.プロパティ名
もう一つはプロパティ名を [] で囲む方法。
オブジェクト名['プロパティ名']
[] で囲む方法の注意点として、シングルクォート(またはダブルクォート)でも囲む必要があります。
要は、プロパティ名を文字列として指定しなければなりません。
プロパティのデータを書き換える方法は以下になります↓
// 1番目の書式だと
オブジェクト名.プロパティ名 = 新しいデータ;
// 2番目の書式だと
オブジェクト名['プロパティ名'] = 新しいデータ;
オブジェクトを使った例文
例として、変数hogeに代入したオブジェクトの値を使ってコンソールに文字列を出力してみます。
See the Pen Object by nkmr (@nkmr_whoo) on CodePen.
↑のCODEPENには何も表示されていませんが、デベロッパーツールでコンソールを見ていただくとオブジェクトの中のデータを使った文字列が表示されていると思います。
「この文字連結はなんだ??」
って方は過去記事のテンプレートリテラルも参考にしていただければと思います↓